■どういった問題を解決しようとしているのか
海外旅行に行く際に必ず必要なのが現地を回るための地図や現地情報が載っているガイド本だろう。近年のモバイル端末の普及に伴い、この地図やガイド本もいずれインターネットサービスに置き換わってしかるべきだと思われる。もちろん今でもモバイル端末さえ持っていけば、現地でGoogle Mapを開き、現地情報が載ってるサイトを巡れるので何も問題はないはずだ。いや実は大きな問題があった。海外では自由にインターネットが使えないのだ。海外ローミングサービスは、非常に高くつく。中国に出張に行き、自由に携帯でメール打ってたら1ヶ月で10万円いっちゃいましたなんてざらに聞く話だ。じゃあ、旅行ガイドを電子書籍で買ってiPadとかで見るという案もあるが、やはりせっかくインターネットなのだ、自分用にパーソナライズされた旅行ガイドが欲しい。自分の行く場所、興味のある場所のみをピックアップしわかりやすく表示してほしいのだ。
■どのようなサービスなのか
tourist eyeは、旅行者にそれぞれ個人個人が計画した旅行の行程表(パーソナライズされたツアーガイド)を作成することができ、それをモバイル端末から見る事ができるサービスである。最大の特長は、一旦作ってしまったツアーガイドは旅行中、全てオフラインで参照可能だということだ。
まず、FacebookかTwitterアカウントでtourist eyeにログインする。そして、旅行の目的地を入力。すると自分のツアーガイドを作る画面に移る。
上記のように1日目2日目と、タイムラインで行く場所をドラッグアンドドロップしていくだけ。すると、中央には自動的に目的地から目的地に行くための地図とその行き方が示される。それぞれの場所の詳細な情報も見る事ができる。
登録されていない場所に行くならば、新規で作成することも可能。
こうやって、どこからどこに行き、この町では、このレストランにいって、このホテルに泊まりみたいな行程表が簡単に作れる。
そして、これをモバイル端末にダウンロードすると、旅先でオフラインで参照できるということだ。
■サービス/企業情報
国 | USA |
---|---|
創業 | 2010/02 |
従業員 | 4 |
月間ユニークビジター数 | 443 |
月間ユニークビジター増加率(昨年比) | 240% |
投資状況 | 2010/02 : (Seed) |
■市場について
tourist eyeは、サービスを開始したばかりであり、まだ明確なマネタイズプランはないように見える。旅行業界に位置するサービスであることには間違いないが、どのあたりからお金を頂くのかは今後決めていくのだと思われる。tourist eyeのサイトによると最終的には世界のあらゆる旅行情報をサイトに登録し、旅行代理店やツアー会社にこのサービスをオファーしたいと書いてあった。
このサービスも1つ既存の旅行スタイルを変える可能性があるサービスだと感じました。
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