2011年12月23日金曜日

「企業のクラウドサービス管理サービス」cloudability

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■どういった問題を解決しようとしているのか

ここ数年企業は、システムを自社で持つ事からクラウド上に持つ方向へ変わりつつある。クラウドサービスの最大のメリットは、従来の最初にドカンとお金を払う自社サーバに比べて、従量課金で使った分だけ毎月払うことによる初期費用の安さと負荷状況によりサーバ構成を変更できる柔軟性にある。

クラウドで使えるサービスは、今や多岐に渡るが、多くのサービスを使う企業の場合、管理が大変である。これはクラウドが毎月使った分だけ支払う従量課金のためそれぞれについて常に監視しておく必要があるからだ。例えば、ビデオストリーミングサービスなどは、スパム目的のユーザが大容量のデータをサーバにアップロードすることがあり、知らない間にびっくりする額の請求書が来てしまう事がある。

とはいえ、それぞれのクラウドサービスの管理画面はそれぞれ別々に存在し、それらをいちいち監視するのは手間がかかる。

自社で使う多くのサービスをまとめて管理でき、過剰な使われ方をした場合に警告を出してくれるようなサービスが求められている。

■どのようなサービスなのか

Cloudabilityは、自社で使うクラウドサービスをまとめて一括管理できるサービスである。Cloudabilityを使うと自社のクラウドサービスをウェブ画面で一覧化でき、それぞれの現在の費用がわかる。また、クラウドサービスの使い方に無駄がないかアドバイスをくれる。また、過剰な使われ方をした場合、メール等で警告を知らせる機能も持っている。

料金は、登録したクラウドサービスの使用料金が合計2500ドルまでは無料、そこから10000ドルまでで月49ドル、25000ドルまでで月149ドル、50000ドルまでで月299ドルとなっている。

■現在の状況

2011年11月にβ版がリリースされ、1078のアクティブユーザが計2100万ドルのクラウドサービス使用料を管理している。2011年12月に110万ドルのシードマネーを調達。従業員は現在4人。

■参考

https://www.cloudability.com/

http://venturebeat.com/2011/12/22/cloudability-raises-1m/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+Venturebeat+%28VentureBeat%29

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