■どういった問題を解決しようとしているのか
インターネット広告にはその広告料体系によっていくつかの種類に分けられる。
CPC(Cost Per Click)と呼ばれるクリック回数で広告料が決まる広告やCPM(Cost Per Mile)と呼ばれるページビュー回数で広告料が決まる広告が主流となっているが、これらにはいくつかの問題点がある。
消費者は、これらの広告を押すと今使用していたサイトやアプリケーションとは別の広告のサイトに飛ばされる。これは例えばモバイルアプリなどを使っていて広告をクリックした場合、アプリが終了しブラウザが開き広告サイトを表示する事になるため非常に利便性を損なうこととなる。
また、特に広告に興味のない消費者が広告を含むページを表示したり、間違えてクリックした時に広告課金が発生することは広告主にとっても非効率的でありROIの低い投資となりかねない。
■どういったサービスなのか
pontiflexは、AppLeads platformという広告プラットフォームを提供する。
この広告プラットフォームは、CPL(Cost Per Lead)と呼ぶ広告料課金を設定している。
消費者がサイトやアプリケーション内の広告をクリックすると、その広告のブランドに対する色々な販促サービスにサインアップするかを選択できる表示が現れる。例えば、サインアップすることでニュースレターが購読できたり、割引クーポンがもらえたりする。もちろんサインアップせずスキップすることだってできる。
サインアップした場合、消費者は、自分の名前とEmailと郵便番号を登録することとなる。サインアップ後もしくはスキップ後は、使っていたサイトもしくはアプリケーションへと戻る。
この新しい広告により、消費者は広告により利便性が損なわれることがなくなり、広告主は自分のブランドに興味のないユーザに対して余計なお金を支払う必要がなくなるという利点が出る。
■現在の状況
現在、600万ユーザが300のpontiflexのブランドパートナー(広告主)にサインアップしている。また、全てのスマートフォンユーザのうち15%がAppLeads adにサインアップしており、AppLeads adがインストールされたアプリケーションが1億5000万回ダウンロードされている。
pontiflexは、現在57人の従業員で構成され、625万ドルのラウンドB(2009年)を含む875万ドルがベンチャーキャピタルから投資されている。
■参考
http://gigaom.com/2011/07/12/pontiflex-shows-how-to-make-money-with-mobile-ads/
http://www.slideshare.net/pontiflex/the-pontiflex-cpl-market-993208
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