■どういった問題を解決しようとしているのか
企業が事業を運営していくに当たり多くのシステムやアプリケーションが使われる。企業のシステムは無数のアプリケーションの集合体であるし、社員のPCにはMicrosoft Officeからブラウザやコミュニケーションツールがインストールされ、様々なウェブアプリケーションを利用し仕事をする。これらのシステムやアプリケーションは企業によって千差万別であり、また同じ分野のアプリでも無料から高価なものまで色々存在することが多い。
例えば自分の企業があるアプリケーションを導入したいと思ったとき、どれを選ぶべきなのかをどのような方法で判断すべきだろうか?判断のための1つの方法は、「みんなが使っていること」である。多くの企業で実績があり、長く使い続けられるならばそれだけ良いアプリケーションである可能性は高い。しかもできるだけ自分の企業と良く似た企業が多く採用しているアプリケーションを使いたい。自分と良く似た会社ならば、自分たちと同じ用途で使い、同じような財政能力で買えるアプリケーションを使っているはずだから。
■どのようなサービスなのか
BEST VENDORは、自分がよく使うアプリケーションを登録し他の人と共有することで、同じ職種の人たちがそれぞれの用途でどのアプリケーションを使っているかがわかるサービスである。例えば、私の場合、ITサービスの職種で、日本で働いているというステータス。そして、開発はRailsでサービスを作りエディタはemacs、データは丸ごとDropboxでFacebookを毎日見るという感じで登録したところ、以下のような画面になる。
これによると、私と良く似ている人々は、どうやらBalluun, Spring Metrics, Evernote, Ubuntu Oneを使っているらしい。また、それぞれの用途別にも見る事ができ、Bug TrackingならJiraがいいよとか、CMSはWordPressだよねとかそんなサジェスチョンをしてくれる。
このようなユーザデータが蓄積されていくと、どのような企業に属する人々がそれぞれどの用途においてどのようなツールを使っているかという統計がとれ、企業がある分野のアプリケーションを導入する際の1つの判断材料とすることができるサービスになる。
■現在の状況
11月の初旬にローンチし、現在4100ユーザが登録している。ニューヨークで活動をしており、従業員数は3名。60万ドルのシードを調達している。
■参照
For instance it adds Cash,Clams and Unlock All Characters and Outfits which are fully plain indispensable in Household Man The Quest for Stuff.
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