■どういった問題を解決しようとしているのか
アメリカでは、1日に2500万回もの会議が行われている。このうち52%はアジェンダがなく、63%は時間不足、68%は会議の結論がよくわからないということ。そして、マネージャのうち参加した会議の90%は効果的じゃないと感じ、28%が全く必要なかったと感じているそう。これは会社にとってもその個人にとっても金と時間の大いなる損失である。
個人的にもふと気付くと当初の目的と全然違う話で所定の1時間を過ぎてしまいました的な会議は結構あった気がします。
■どのようなサービスなのか
meetingSamuraiは、会議をより少なく、より短く、より良いものにするためのクラウドアプリケーションである。
会議の主催者は、会議の前にブラウザベースのmeetingSamuraiにアジェンダの登録、スピーカーの話す時間、参加者のロールを入力し、使う資料をアップロードしておく。また、会議中に出席を取ったり(ちゃんと時刻通りに会議に来たかわかる!)、アジェンダを変更、TODOリストをまとめたりすることができる。なお、TODOは、担当者が後日責任もって完了するまでトラッキングされる。また、出席者が会議の進行が遅すぎるかどうかをリアルタイムで投票できる機能もある。会議後は、会議参加者全員でこの会議で何を決めたのかレビューすることができる。
前職でもそうだったが、基本忙しい人ほど会議も多い。また、会議が多い人はマネージャーとかそういった現場の決定権を持つ人がほとんどなので単純にその人の時間をつぶしてるだけでなく、決定権を仰がなければ行けない人たちの仕事もペンディングしたりして影響を与えてしまうことがある。そういう意味で会議を目的を持って効率的に回せるようある意味強制してくれるアプリというのはいいと思う。
また、単純に会議の効率化だけでなく、後々に残す記録の面でも使える。アジェンダが残り、会議の参加者が残り、終わったら議事録登録してTODOまで登録してトラッキング、それを全て同じサービスに保存し、そのサービスはどこからでもブラウザがあれば参照可能というのは情報整理の面で改善されるのではないだろうか。
■現在の状況
β版が現在公開されており、無料。正式版は30$-100$くらいの予定。2週間で100人以上の顧客が使っている。
■その他
どのへんがsamuraiなのかはちょっと不明(笑)。アメリカの会社はherokuとかmisoとかネーミングセンスにびっくりだけど、でもなんか好きです。
■参考
0 件のコメント:
コメントを投稿