■競合のサービス状況(日本編)
さて、今度は日本のサービス勢力図を見てみる。
正直、日本のサービスについては、とても全ての競合を網羅できたとは思っていない。TechCrunchやVentureBeatといったスタートアップ企業のデータベースがある海外と違い、日本は検索エンジンを頼りに自力で探すしかないため、ほんとはこのサービスの大手がいるのに逃している可能性があるのは事前にお断りしておく。むしろ、こんなサービスもあるというのがあれば教えて下さいm(_ _)m
□こくちーず
日本で個人がイベント募集をできるサービスでは一番大きいと思われるサービス。
主催者がイベントを告知、募集し、興味のあるユーザが登録申し込みをできる。決済機能はないようだ。正直「イベントチケット販売サービス市場」という捉え方は間違えてたな。。。
特長は、決まったフォーマットのテキストボックスに言われた事を入れていくだけでオシャレな告知ページを作成できることと、やはりユーザが多いことだろうか。前記事にも書いたが、このようなサービスは、ネットワーク効果でユーザが既に集まっているところに新しいユーザも集まる。ユーザがいないと全く価値がないサービスなのだ。
ユーザは、メールアドレスでユーザ登録を行い、イベントの告知/申し込みを行う。収益源は全て無料であるため恐らく広告収入のみではないだろうか。
検索エンジンで拾える他のユーザの評判を見ると、UIが非常にわかりやすく使いやすいという点と無料である点が評価されているようだ。
□ATND
決済機能を持つイベント募集/管理サービスでは恐らく日本最大のサービス。Eventbrite日本版といったところ。
ATNDの操作方法は、nanapi Webに詳細があった。
参加者のイベント申し込み/事前支払い/キャンセル、イベント主催者のイベント告知に出席者管理まで必要な機能は一通り揃っている。ユーザ登録は、TwitterやGoogleアカウントなど8種類のIDで認証が可能。
□Twipla
Twitterを使ったイベント告知が簡単にできるサービス。決済機能はない。
ATNDや英語圏で見てきたサービスとはかなり趣向が異なり、とにかく軽く集まろうというノリのイベント募集サービスである。Twitterのアカウントでログインし、最初の画面はいきなりイベント作成のページ。入力内容もシンプルで、「イベント内容」「場所」「日時」「参加定員」だけである。
登録されたイベントはTwitter上に流れるほか、Twipla上でも一覧で見る事ができる。
□Peatix
今回、シリコンバレーに本拠地を移すとともに70万ドルの資金調達をしたPeaTixは、どちらかというとEventbrite, ATNDの流れをくむサービスである。
イベントの作成は、比較的簡単にできそうだ。
ちょっとわからなかったのは、既に登録されてるイベントの一覧がどこにも出てこないところ。Peatix上ではイベント告知、募集機能はなく、あくまで主催者のチケット発行と決済、出席者管理のためのサービスなのかもしれません。また、PCからTwitter認証でユーザ登録したのち、Androidのモバイル端末でアプリからログインしようとしたら、ユーザとパスワードを聞かれるのだが、パスワードなんて登録してないし、Twitterアカウントでは入れないしでよくわからなかった。んー、私の使い方が悪いのだと思うのですが。なんだろう。
まあ、TechCrunchのチケットを売買してるくらいだから間違いなくみんな使えてるはずなので、ちょい人に聞いてみようかな。
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