wishryは、エンターテイメントの体験、評価を記録し、友達と共有するソーシャルサービスです。
■自分の体験したエンターテイメントを登録する
ログインするには、Twitterのアカウントが必要です。
Wishryは、エンターテイメントを大きく「映画」「ライブ」「スポーツ」「演劇」「クラシック」「イベント」「アート」に分けています。
まずは、自分がつい先日行ったジブリ映画「コクリコ坂から」を登録してみますか。
右上の検索バーに検索ワードを入れて登録したいやつの作品ページにいきます。
作品ページには、作品の情報と、他のユーザの評価(これから観たい人と、既に観た人)、それに自分が「観たい」のか「観た」のかチェックを入れるチェックボックスが表示されます。
チェックを入れたら、「チェックイン」(登録)ポップアップが出てきて、評価とコメントを入れてチェックインボタンを押すだけです。
シンプルなインターフェースだけど、わかりやすくて使いやすいと思います。
Twitterにも投稿をチェックすると自分のTwitterにも送信されるようですね。
■他のユーザの評価をながめる
トップページには、最新の他のユーザの評価コメントや、試写会プレゼント、ランキングが観られます。
また「注目ユーザ登録」をしたユーザのコメントも「注目ユーザのチェック」で個別にチェックすることができます。
つらつらながめてると、「あ、これ観てみたいかも」と思うものも意外に多いものです。
観てみたいと思ったらその場でぼちっと「観たい」に登録する、見終わったら、コメント書いて「観た」に登録する、というのがこのサービスの使い方だと思います。
■モバイル端末からの使用
Android向けアプリとして、「Wishry for Android」が、iPhone向けに「ついっぷる for iPhone」のMyイベントがあり、モバイル端末からも利用できるようです。
なんとなく使い方を想像すると、映画を観た後すぐに投稿できるモバイル端末のほうが利用しやすそうですね。
■ビジネスモデル
どうやってお金を稼ぐのかなと考えてみたのですが、作成会社は「NEC BIGLOBE」なので、これで儲けなくてもいいわけですね...
ユーザ数を増やして他の有料コンテンツへのトラフィックを増やしたり、広告収入を得たりが主な収益源でしょうか。
ユーザは、女性が多いとThe Startupに載っていました。「この前あの映画みたんだけど、あれよかったよ〜!」といった楽しかった経験を周りに知らせて共有したいという心理を持つのは女性に多いのかもしれません。
狙う市場を「エンターテイメント系ポータル市場」だとすると、競合は、Yahoo!やgooといった大手ポータルサイトでしょうし、「エンターテイメントの情報が知りたい人が調べる媒体」と定義すればエンターテイメント系情報誌も市場を争うメディアになります。
単純に映画のスケジュールを調べるとか、ユーザ評価を見たいだけなら、Yahoo!映画で事足りますが、「よく似た趣向のユーザ」がオススメする映画であったり、友達が見たいと言っている映画であったりを知ることができるという点は、Wishryの差別化ポイントであり、テイストグラフの良いところかと思います。
■結論
まだ、それほど有名ではないサービスですが、こういったサービスが世に受け入れられ、大きくなっていくということは、従来型の自分の知りたいモノを「キーワード」を元に探し出す手法から「人とのつながり」を元に探し出す手法へと世の中が動いているということを意味し、その流れを歓迎する僕にとっては、是非がんばってほしいサービスでありました。
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