i.netere.stは、「モノでつながるソーシャルサービス」と題してサービスを展開しています。
■登録のしやすいユーザインターフェース
i.ntere.stは、ついこないだこのブログで紹介したHunchと同じユーザのテイストグラフを「興味のあるモノ」を登録させることで構築していくサービスだと思います。
なので、Hunchと比較したくなってくるのはしょうがないですね。
さて、認証は、FacebookかTwitterで行います。
登録が終わると、出てくるのがモノの登録画面です。「欲しい」ものか「持っている」ものを計10個登録しなさいとのこと。
ただやってみると10個はすぐに登録できました。
興味があるか既に持っているモノをボチボチと押していくだけでした。
Hunchの場合、私は7つモノを登録しましたが、コメントが必須で結構時間がかかったので登録のしやすさはi.ntere.stに軍配があがります。
こういう興味あるモノを登録させる系のサービスは、モノを登録する事にそれほど強いモチベーションがないので登録にめんどくささがあったりUIがいけてなかったりするとモノの登録自体が伸びず負けてしまいそうです。
なのでそういう意味ではコメントをオプションにして登録されるモノの総数を増やすという選択肢はありなのでしょう。
■コメントなしのリコメンド
しかし、このコメントを任意として登録させる方法は、逆にコメントが蓄積しづらいという副作用にもなります。
実際、i.ntere.stでは、モノに対するコメントがほとんど見つけられません(僕が探した限り1つも見つけられない)。
このサービスでは、コメント/評価がないリコメンドはかなり厳しいのではないかと思います。
このサービスの目的は、「ユーザが興味のあるものを共有することで自分の知らない興味関心に気づく事ができる」という点にあるので、表示されるリコメンドにユーザがそれなりの確度で興味を持たないとユーザのサービスに対する満足感を得られないでしょう。
Hunchとは違い「大規模な統計的データを元にあなたの興味を当ててみせます!」的なふれこみはないので想像ですが、統計的に十分と言えるデータをバックグラウンドに持ちリコメンドを表示してるわけでもないと思います。
であれば、ユーザに表示されるリコメンドが突き刺さる可能性を高めるのは既に持っている人の評価コメントではないでしょうか?
■コーナー
i.ntere.stには「コーナー」と呼ばれる自分の興味ある製品や持ってる製品をカテゴリ化して整理する機能があります。
例えば「過去に読んだ本」をひとまとめにカテゴリ化しておくといったことができ、さらにそれを他の人と共有することもできます。
さらには、他の人が作ったコーナーが「おもしろいカテゴライズの仕方だ!」と思った場合は、そのコーナーを自分のモノたちに適用することもできます。
このコーナーという概念はHunchにはないおもしろい機能だと思いました。
■結論
モノでつながる系のサービスは、最近色々出てきており、Googleさんのキーワード検索では出会えなかった自分の興味を認識できるという需要は大きいんだと実感します。
i.ntere.stは、ユーザインターフェースが使いやすく、日本に特化してるころから出てくるリコメンドもわりと共感できるものが多いので、これからユーザ数とバックグラウンドのデータ数が増えるとすごく使える「興味探しツール」となるのかもしれません。
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