自分の登録した興味のあるもののリストを元にオススメのものを提案してくれるサイトです。
■テイストグラフの有名サイト
テイストグラフとは、ここにあるように
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%A4%A5%B9%A5%C8%A5%B0%A5%E9%A5%D5
同じ趣向や嗜好を持った人々同士の関係性で繋がる仕組みのことをいいます。
で、Google様に「taste graph」 で聞いたところ一番始めに出てくるのがこのサイトです。
何をしてくれるかというと、自分が興味を持っているモノを登録していくと、Hunchがその傾向を読み取り、「きっとあなたはこういうものも好きでしょう?!」的にオススメしてくれるというサービス。
■FacebookとTwitterで認証
ソーシャル系のサービスは自分でユーザの繋がりを1から構築するのでなく、既にあるFacebookとかTwitterの繋がりを利用してサービス展開するのがほとんどです。
Hunchも例に漏れず、FacebookかTwitterのユーザを持ってる必要があり、そのアカウントでログインします。
■興味のあるモノの登録
キーワードを検索し、商品を見つけたらリコメンデーションコメントをつけて、登録。
基本、コメントはみな英語ですが、日本語も使えました。
■ Hunchからの質問に答える
「teach hunch about you」というボタンを押すと、Hunchからの質問が出てきます。なんだかよくわからない色々な質問をされます。
ただ、これらの質問で本当に自分の興味が当てられたらすげえなあと思いながらぽちぽちこたえました。
■フォロワーの登録
自分と趣向が似ていると思った人をフォローすることができます。
これもリコメンデーションの結果に影響するようです。
■残念な結果
僕だけかもしれませんが、正直サービスの恩恵がいまいちわからないでいます。
最初の何も登録してない状態でのリコメンデーション
7つ興味ある製品をつけ、5人のフォロワーを登録、41の質問に答えた結果。
んー3位だけ変化しましたか。。。でもね、ぶっちゃけなんなんだって感じでして。
僕がKILL SCREENよりGoWarのほうに興味があるだろう?って言われてるんですけど、
んーどっちも興味ないですってのが正解で。。。
確かに膨大な興味のあるモノを登録したらひょっとしたら、自分のセンスにぴったりの色々なものがレコメンデーションにあがってくるのかもしれません。
でも、そんなたくさん登録するモチベーションがあまりないのです。
一番の問題は、カテゴリが多すぎることかと思います。music, video games, books, art&design, home&garden, tech, movie&tv, men's fasion, eat&drink, women's fasionと10ものカテゴリを用意してますが、
いくら統計的計算をするための膨大なデータがあるとはいえ、興味のある音楽のデータを元に食べ物の興味を当てるとか無理なんじゃないかと。。。
これが例えばファッションだけのリコメンデーションサイトだとしたら、きっともっと納得感のある結果が少ないデータから出せるのではないでしょうか?
特に、ファッション系は、人のセンス/好みに強く依存するので、「こういう服が好きな人はこっちの服も気に入る」という好みの連動確率が高い気がします。
ファッションサイトで服を探すときにあまりにもモノが多すぎて、だんだんどれも同じに見えてきたりすることがあります。
とはいえ、品数が少ないサイトで買いたいかと言えばそんなことはないですね。
多くの品揃え持っていながら、「あなたにはこんなのがオススメですよ」ってリコメンデーションされる仕組みはすごくいいと思うのですが
(ただ、それがユーザの心に響かなければ、適当なものをすすめてくる適当な広告にしかなりませんけどね。。。)
■ビジネスの展開
去年の記事なのですが、今はここで登録されたテイストグラフのデータを元に
http://jp.techcrunch.com/archives/20100915hunch-taste-graph-business-model-api/
他のショッピングサイトにデータを提供し、Huch経由で購入された製品の利益をHunchとショッピングサイトで折半するビジネスをしてるようです。
今もうまくいってるんですかね。
■結論
個人的に、正直いまいち感があって、なじめないサービスでした。
が、ひょっとしたら使い方を勘違いしてたりするのかもしれません。あとは海外サービスなので日本人の興味データはなくて、あんな結果になってしまったのかも。。。
ただ、サービスのアイデアはすごく参考になり、おもしろいですな。
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