2011年8月21日日曜日

自分の今いる場所を記録し他の人と共有することができる「foursquare」

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foursquareは、自分の今いる場所を記録し他の人と共有することができるモバイルアプリです。

https://ja.foursquare.com/

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■場所をチェックインする

foursquareをざっくり一言で言うと「場所をチェックインできるアプリ」ということになります。

Facebookのモバイル版でも最近できるようなのですが、「場所をチェックイン」するという概念は新しい概念だと思います。

チェックインするというのは、「今いる場所を投稿する」という作業です。つまり、例えば今僕が亀戸水神駅(みなさん知らないでしょうが。。。)にいてそこでfoursquareアプリを起動し、チェックインしたとします。

すると、foursquareには、「白倉という人が今、渋谷駅にいます」という情報が流れ、その時間とコメントをつければコメントが僕のfoursquareのアカウントに記録されます。

僕のiPhone画面ではこんな感じです。

IMG 1690

チェックインする事でFacebookのタイムラインにも表示されます。

■フレンド登録

foursquareは、Facebookとかmixi型の招待制フレンド登録機能を持っています。フレンドリクエストを出して、相手が承認したらフレンドとして登録されます。

フレンド登録すると、フレンドがチェックインするとiPhoneがチェックインした事を通知してくれます、またメールを受け取る事もできます(デフォルトオフ)。

ただ、フレンドじゃない人にもチェックイン情報は流れるようです(ウェブページのほうのトップ画面にいっぱい知らない外人さんの情報が流れてますから。。。)。

■バッジ

Facebookのモバイル版にはない機能のひとつに、このバッジというものがあります。

例えば、50人以上がチェックインした地点でチェックインすると「swarmバッジ」というものがもらえるそうです。

他にもスタバ5店舗にチェックインしたらもらえる「バリスタバッジ」やらハロウィンの日にもらえる「ハロウィンバッジ」などがあるとのことでした(引用)。

僕は、1回目のチェックインをしたときにもらえるNewbieバッチだけしかまだないみたいです。

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■メイヤー

foursquareでもう1つおもしろい概念があります。それはメイヤーというもので、「その場所の主」といった意味があります。

何度も同じ場所をチェックインすると、その場所に関してこのメイヤーという称号が与えられます。

「JR新宿駅のメイヤー」とか「渋谷ハチ公像前のメイヤー」といった感じです。メイヤーは各場所につき、1人なのでより多くのチェックインを他の人がすると、メイヤーの座を奪われてしまいます。

 

■foursquareの何が楽しいかというと

まだ使い始めて少しですが、なんとなく使い方がわかってきました。

私がいいと思う点は、

・こまめにチェックインすることで自分がどこにいったかの記録が簡単につけれる。
→先週末どこに行って何をしたかとか案外すぐに忘れてしまうものです。「あ、あのとき行ったお寿司屋さん名前なんだっけなー」とかいうときにすぐに探せるもいいですね。

・自分がいる場所の近くにあるオススメ施設を簡単に見る事ができる
→今自分がいる場所の近くにどういう楽しいところがあるのか探すときに、簡単に過去にこの辺りでチェックインしたひとたちのコメントを見ることができます。目的があってそのために検索するというイメージよりどちらかというと、何気なく見てみて、「へー、ここって、そういうお店なんだねー」という気軽な使い方をするのかなと思いました。


あとは、他の人に簡単にここいったんだよーっていう情報を公開できる点でしょうか。

別に公開してどーなんだという気持ちでいましたが、それに友達からのコメントがついたりすると案外楽しいもんです。

■カギはクーポンだと思う

ただ、やはり、foursquareのウェブページのトップにも書いてる通り、「チェックインする事でポイントがゲットできる!」という点があると俄然使い方が変わってきます。

今はまだ日本ではこのポイントによって商品が割引されたりというサービスはされていないようなのですが、このぐるなびとかでいうクーポンが強化されだすとユーザもぐっと増えるんじゃないでしょうか。

こういったローカルサービスになってくると、日本での営業活動が必要となってくるため、アメリカ発のサービスは展開がどうしても遅れてしまいます。

日本の競合は例えばライブドアの「ロケタッチ」とか電通の「iButterfly Plus」、リクルートの「RecoCheck」がもうクーポン入りで出しているのをみてるともう既に出遅れ感がありますね。

まだ知名度では圧倒しているので(てかfoursquare以外はほとんど誰も知らない)、まだ敵ではないといったところでしょうが。

個人的には、iButterfly Plusがすごくおもしろいと思いました(なぜFacebookやTwitterと連携しないのだろうと思う。。。)。

■事業モデル

事業モデルとしては、店舗と提携してクーポンを餌に集客し、広告代を頂く形かと思います。

今でいう「ぐるなび」や「食べログ」などの市場を食う形になりますかね。

ぐるなびは、ある意味飲食店のホームページ的な役割も果たしてますが、foursquareなど位置情報サービスが、店の紹介ページを運用するようになればおもしろくなりそうだなと個人的には思います。

 

2011年8月19日金曜日

哲学を持った製品〜iPhoneで撮った写真を共有するアプリ「Color」

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Colorは、iPhoneで撮った写真を共有する革新的なアプリケーションです。

http://www.color.com/

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■4100万ドルを集めたスーパーアプリ

今年の3月、ベンチャーキャピタルから4100万ドルを集めたベンチャーが話題になりました。

それが、Colorという写真共有のためのiPhoneアプリです。

他の競合であるinstagramやPath、PicPlzは同時期に800万ドルから1000万ドルといったところですから期待度合いが違うことがわかります。

話題沸騰すぎて、もう既にたくさんの紹介記事があるのですが、僕にとって非常に印象深いアプリであるので、この心に受けた衝撃を記録として残させてください。

■Colorの機能について

Colorで何ができるかは以下のリンクが非常にわかりやすく説明しています。

Instagramの次はこれ!近い人とだけ気軽に写真共有するiPhoneアプリ『Color』
http://kosstyle.blog16.fc2.com/blog-entry-1410.html

要点だけまとめると、できることは、

・iPhoneアプリで写真を撮る。
・撮られた写真は全てインターネット上で共有される。
・共有されるのは、自分の今いる場所から半径30m以内にいるColorユーザである。
・頻繁にこの半径30m以内に入る人を親密な関係だと判断し写真を上位に並び替える。
・GPS機能に加えてユーザのいる場所の音や光からユーザ同士の近接度を評価する

ということです。

これを見て、すごいと思える人は、頭がいいのか、すごいものを感じるアンテナが敏感なのかと思うのですが、少なくとも僕はまあおもしろいけど、大騒ぎするなよと思っていました。

でもそれは間違いだとすぐにわかると同時に、2つの点において感動を覚えました。

■強烈な哲学

Colorのバックには、強烈な哲学が存在します。それは、

「小さい町とその価値を信じる」

つまり、隣人やリアルの世界での近い人々、リアル世界での生活は、仮想世界つまりインターネット上での友人と作り上げた世界よりも価値があるのだということ、そして、

リアル世界の関係を強化することこそこのアプリの目的であり、オープンで開かれたサービス(全ての写真がパブリックに共有される)を作ることがこのリアルの近い人々のコミュニティを育むのだというものです。

確かにリアルの世界のつながりが希薄になる現在、それによる弊害もあり、時にニュースなどでも問題視され取り上げられています。ただそれに対する解決策はありきたりの「近所付き合いをもっとするように」とか「地域の活動を盛り上げて」とかいう結論で終わります。

この問題に対し、インターネットを使った今までにないアイデアでの解決を提案しているのがこのベンチャーでありColorであると言えます。

すごくないですか?アイデア自体もすばらしいですが、その「社会をより幸せな方向に変えよう」という目的を元にベンチャーしてる姿勢に僕は憧れます。

2つ目の感動は、その製品機能にあります。

一般的に、事業は「参入する市場にいるユーザのニーズを考え望まれるだろうものを作る」ことだと思います。

Colorはそうではなく、創業者の哲学を具現化することだけに集中した製品です。

その哲学に従わない機能は全てそぎ落とし、磨きに磨き上げた鋭い製品。現状の流行にのっただけの似たようなアプリとは違うんだぞと、そしてこれが俺たちの考える未来の価値観だと使うユーザに訴えかけている製品なんだと思います。

世の中のパラダイムシフトは、現状のニーズを追う製品ではなく、自分の哲学を元に未来の価値観を作ろうとする製品にこそできることなんだと力強く言われ、「パラダイムシフトみたいなんが起らないかな〜そしたらその波に乗って成功しちゃってお金持ち〜」みたいな小さな事を考えてた僕はただただ恥じるばかりです。

4100万ドルの投資は、このアプリの機能以上にColorが持つ哲学に人が酔いしれた結果なのかもしれません。

2011年8月18日木曜日

簡単に撮った写真を共有できる「instagram」

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Instagramは、iPhoneで撮った写真を簡単に様々なソーシャルサイトで共有できるiPhoneアプリケーションです。

http://instagr.am/

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■簡単に共有/評価し合えるという素晴らしさ

Instagramが提供する機能は、iPhoneで撮った写真に色々な加工を施し、Facebookやtwitterにアップロードすることです。

使い方自体は、こちらに詳しくのっているので割愛します。

Facebookに写真共有!Instagram(iPhoneアプリ)の使い方と楽しみ方

シンプルですが、簡単に写真をデコレーションできたり、
また、iPhoneならではの位置特定で自動的に撮影した場所をタグとして付けられるのも便利ですね。

ただやはり人気がある一番の理由は、他の人をフォローすることで写真を共有するソーシャルアプリとしての機能があるからだと思います。

モバイル端末という手軽に閲覧できるものから暇なときに何気なく見れるフォローしている他の人の写真、簡単に「いいね!」と言えるLikeボタン。

現在わかりうる限り最も簡単に他の人の写真に対する自分の気持ちを伝える機能だと思います。

人間は、人からの評価があることでモチベーションが生まれます。

自分の撮った写真を「きれいだね〜」と言われたら、また撮ろう!と思わないはずもありません。

それを手軽に実現できるツールを作った事がIntstagramの成功の要因かなと考えています。

ちなみに、うちの飼い犬"ぷーすけ"、御年3ヶ月。

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インターネットに対する信用の変化

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つい先日、いつも読んでいる「ロケスタ社長の日記」に興味深い記事があったので、触発されて書いてみます。

http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/52446192.html

書きたい事は「インターネットの信用」についてです。ここ10年で劇的に変わった"常識"の1つだと思います。

■インターネット上に個人情報を登録するということ

私がインターネットを使い始めたのは、10年以上も前のことです。

この頃、どこでも言われてたネットを使う上での鉄則がありました。それは、

「個人情報やそれを類推できるような情報は絶対にネットに登録してはならない」

本名や自分の写真なんかをネット上にのせるのは当然だめで、誕生日も嘘を書くのは常識でした。

何かのサービスを使うためにユーザ登録するときは、名前、住所、生年月日、電話番号まで書かされますが、全て嘘を書きました。
巷では、生年月日と本名を書いたために住民票を書き換えられたとかいう噂が流れ、「ばかですね、ウェブなんて犯罪者の巣窟ですよ」と必ず誰かが偉そうに書いていました。

さて、今やFacebookはほとんどの人が本名を登録しています(Google+は本名以外認めてませんね)。顔写真もほとんどが本人画像でしょう。
自分の趣味から住んでいる場所、場合によっては電話番号まで登録することに、ユーザはそれほど違和感がないように見えます。Facebookは、確かに細かい個人情報は許可された人にしか見る事ができませんが、少なくとも本名と顔写真は誰でもアクセスできます。
自分の情報をウェブにのせることに違和感を感じる人が間違いなく減ってきています。

■出会い系サイトとウェブ上での恋愛

出会い系サイトと聞けば、みなさんどう思うでしょうか。「いかがわしい」、「全く見ず知らずの人と出会う?どんな人かもわからないのに!?」、「サクラだらけで、騙される人がいるんだねあはは」といったところでしょうか。
TechCrunchによると、有料のデートサービスは全体で10億ドルの産業だそうです。また、”最近の初婚の6件に1件はインターネットのデートサイトでの出会いの結果である””オンラインデートサービスは今では人びとが出会うための3番目に一般的な方法である”といったことが書かれています。

http://jp.techcrunch.com/archives/20110808duodater-wants-to-make-online-dating-more-social-and-less-awkward-invites/

実際、日本でもExcite, Yahooを始め大手ポータルサイトがしのぎを削る市場で彼らが手を出すということは、決して「いかがわしい」ニッチな市場ではないのです。

これが10年前だとどうだったでしょうか。10年前にこういう存在自体を知らなかったので正確にはわかりませんが、聞くと恐らくは100人が100人とも眉間にしわを寄せるワードだったと思います。

■インターネットの信用

時代はインターネットを「怪しくて用心しながら使うモノ」という認識から「信用してインターネット上での人との繋がりを利用するモノ」へと変化させてきました。

この変化が今日のソーシャルネットワークブームを起こした原動力であると思います。

私は、ソーシャルネットワークをそれなりの長い期間(GREEの初期の時代からのmixiからのFacebook)使ってきたので、個人情報やリアルの生活がネット上に公開されることにあまり抵抗はありません(もちろん公開されたくない事がリアルにないかと言われればそれは違いますが)。

一方で、リアルの情報/生活がネット上に公開されることに抵抗がある人が恐らくたくさんいることもまた事実なのですね。

これは何を意味するかというと、このソーシャルネットワークの市場がまだまだ大きく成長を続けていくということではないでしょうか?
抵抗のある人が減り続け、リアルの情報をネットで共有する人が増えていくという流れ。

この流れがいいか悪いかは僕にはわかりませんし、 そんな議論もあまり興味はないです。

ただ、ここに成長市場つまりは、ビジネスチャンスがあるということはワクワクさせますね。
この時代に生き、世界が大きく動いている事を感じれることに感謝したい今日このごろでした。

 

2011年8月17日水曜日

応援したいクリエータに小額寄付ができるサービス「Grow」

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Grow!は、応援したいクリエータに小額寄付ができるサービスです。

http://growbutton.com/

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■ポイントの購入とGrow!の流れ

Growは、応援したいクリエータに寄付を行うことをより容易にできるようにするためのサービスだと言えます。

応援者は、まず寄付するためのポイントを購入します。

1000円くらいをぽちっと。。。

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支払いは、paypalかクレジットカードかデビットカードのようですがpaypalが便利そうですね。

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さて、んじゃ早速、Grow!してみますか。

最初は、やはりUMEKIさんのサイトですね。
僕は、マーケティングの仕事経験もなくましてやVCもベンチャーも縁がない大企業のSEな人間で、ベンチャーが新しいおもしろいサービスを世に出していくという姿をあまりこれまで知りませんでした。
UMEKIさんのサイトを見て、ああこういうすごい人もいるんだなあと思い、勉強のためにブログを書き始めたというのがこのブログの作成目的であります。

http://thestartup.jp/

さてと、THE STARTUPにはGrow!ボタンがついてます。押しましょう。

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100ポイントが寄付されるとのこと。ポイント数は自分で選べないようです。
多くあげたい方は、何度もクリックしろということですな。

Grow!するとGrow!の自分のページに寄付したログが残ります。

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正直ちょっとユーザインターフェースはわかりにくいです。14 out of 49は何を指してるのかなとか。
GrowとPostはなにが違うのかなとか。こういうサービスを使ってる人には常識なのかもしれませんが。。

Twitterを見ると、Grow!したことが宣伝されてました。

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クリエータのサイトにGrow!ボタンがついてないと寄付できないみたいです。いかんな、僕のサイトもつけとかないと(笑)。

Grow!ボタンがなくても寄付ができるかもしくは、そのサイトが登録されたら寄付するよという意思表示ができて、それがTwitterとかFacebookで宣伝され、
それをみたクリエータがGrow!に登録するという形の機能はつけれないものでしょうかね。

■寄付という文化

よく海外のオープンソース系のサイトを見ると「Donate!!」みたいなものがたくさんあります。
日本のサイトにはこういうの少ないですね。たぶん文化的に寄付の文化がアメリカを始めとする西洋文化にはあるんじゃないでしょうか。

日本であってもGrow!のような小額をいいと思ったサービスに対し、寄付するモチベーションは少なくないと思います。

■スタート画面のインターフェース

ところでサービスの本質ではないですが、Growのスタート画面ですが、ナビゲーションバーにある各項目「Home」「About」「Bookmarklet」「Future」...が全部1ページに書いてあって、クリックするとその項目へスクロールするというちょっと珍しいインターフェースになってます。

ページの内容によっては(1ページ1ページがあまり重い処理をしていないとか)いいインターフェースだなと思いました。

 

 

 

2011年8月10日水曜日

エンターテイメントの体験、評価を記録し、友達と共有する「wishry」

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wishryは、エンターテイメントの体験、評価を記録し、友達と共有するソーシャルサービスです。

http://wishry.jp/

スクリーンショット 2011 08 08 10 15 15

■自分の体験したエンターテイメントを登録する

ログインするには、Twitterのアカウントが必要です。

Wishryは、エンターテイメントを大きく「映画」「ライブ」「スポーツ」「演劇」「クラシック」「イベント」「アート」に分けています。

まずは、自分がつい先日行ったジブリ映画「コクリコ坂から」を登録してみますか。

右上の検索バーに検索ワードを入れて登録したいやつの作品ページにいきます。

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作品ページには、作品の情報と、他のユーザの評価(これから観たい人と、既に観た人)、それに自分が「観たい」のか「観た」のかチェックを入れるチェックボックスが表示されます。

チェックを入れたら、「チェックイン」(登録)ポップアップが出てきて、評価とコメントを入れてチェックインボタンを押すだけです。

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シンプルなインターフェースだけど、わかりやすくて使いやすいと思います。

Twitterにも投稿をチェックすると自分のTwitterにも送信されるようですね。

■他のユーザの評価をながめる

トップページには、最新の他のユーザの評価コメントや、試写会プレゼント、ランキングが観られます。

また「注目ユーザ登録」をしたユーザのコメントも「注目ユーザのチェック」で個別にチェックすることができます。

つらつらながめてると、「あ、これ観てみたいかも」と思うものも意外に多いものです。

観てみたいと思ったらその場でぼちっと「観たい」に登録する、見終わったら、コメント書いて「観た」に登録する、というのがこのサービスの使い方だと思います。

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■モバイル端末からの使用

Android向けアプリとして、「Wishry for Android」が、iPhone向けに「ついっぷる for iPhone」のMyイベントがあり、モバイル端末からも利用できるようです。

なんとなく使い方を想像すると、映画を観た後すぐに投稿できるモバイル端末のほうが利用しやすそうですね。

■ビジネスモデル

どうやってお金を稼ぐのかなと考えてみたのですが、作成会社は「NEC BIGLOBE」なので、これで儲けなくてもいいわけですね...
ユーザ数を増やして他の有料コンテンツへのトラフィックを増やしたり、広告収入を得たりが主な収益源でしょうか。

ユーザは、女性が多いとThe Startupに載っていました。「この前あの映画みたんだけど、あれよかったよ〜!」といった楽しかった経験を周りに知らせて共有したいという心理を持つのは女性に多いのかもしれません。

狙う市場を「エンターテイメント系ポータル市場」だとすると、競合は、Yahoo!やgooといった大手ポータルサイトでしょうし、「エンターテイメントの情報が知りたい人が調べる媒体」と定義すればエンターテイメント系情報誌も市場を争うメディアになります。
単純に映画のスケジュールを調べるとか、ユーザ評価を見たいだけなら、Yahoo!映画で事足りますが、「よく似た趣向のユーザ」がオススメする映画であったり、友達が見たいと言っている映画であったりを知ることができるという点は、Wishryの差別化ポイントであり、テイストグラフの良いところかと思います。

■結論

まだ、それほど有名ではないサービスですが、こういったサービスが世に受け入れられ、大きくなっていくということは、従来型の自分の知りたいモノを「キーワード」を元に探し出す手法から「人とのつながり」を元に探し出す手法へと世の中が動いているということを意味し、その流れを歓迎する僕にとっては、是非がんばってほしいサービスでありました。

 

 

2011年8月9日火曜日

ストリートスナップからファッションアイテムが購入できる「Glocal Stylebook」

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Glocal Stylebookは、サイト上にあるスナップ写真を見て気に入ったファッションアイテムを購入できる通販サイトです。

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特にユーザ登録しなくてもショッピングはできるのですが、登録すると色々できるとのことで早速登録。
アカウントは、独自認証とFacebookの2種類のようです。

■アイテムを選ぶ

まず、メイン画面でたくさんのスナップ写真があります。
Google map上で撮られた場所にスナップ写真は表示されています。これは、場所で絞り込んだり男女で絞り込んだりできます。

気に入ったスナップ写真をクリックすると、拡大スナップ写真と、モデルのプロフィール、コーディネートに使われたアイテムを見る事ができます。

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ちょっと読み込みに時間がかかって、最初は気づかなかったのですが、スナップ写真の上にマウスカーソルを持っていくとそれぞれのアイテムの説明が出てくるなんておしゃれな作りです。

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アイテムの説明欄は、スナップ写真の中でモデルが着ているアイテムが並びます。
写真と同一アイテムの場合は「同一アイテム」、よく似た感じのアイテムは「同一ルック」という形で紹介されています。

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もちろん、スナップショットから選ぶのではなく、ファッションアイテムのカテゴリからアイテムを検索していく事もできます。
検索は、基本チェックボックスにチェック入れたらすぐに検索し始めるAjax仕様なので使いやすいです。

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ショップリストを見ると、現時点で75店舗が登録されており、それぞれバラエティに富んでいてスナップショットでどういう服を着てようが網羅できる感じがします。

■アイテムを購入する

アイテム購入に必要なユーザ情報は、基本、欲しいものをショッピングカートに入れたあと決済直前で入れることとなります(マイページで事前登録も可)。
支払い方法は、「銀行振込」「クレジット」「代引き」の3種類。

■ユーザモデルの投稿

このサービスの第一ユーザは当然ファッションアイテムを買ってくれる人だと思いますが、購入者の獲得と同じくらいスナップショットを提供するモデルの獲得にも力を入れる姿勢が見られます。

本サイトのスナップ写真は、ユーザからの投稿によって構成されているようです。
マイページには、 「スナップショットの投稿・管理」という機能があり、ここから誰でもスナップショットを投稿できます。

スナップショットを投稿することにより、サイト内で商品購入に使えるポイントがもらえるようです。
また、ファッションコンテストが開かれ(現在は開かれてないようで見つからず)、優秀者にはFashionistaという称号が与えられるようです。

モデルであったりモデルを志望する人にとって絶好の宣伝機会の場だと思うし、モデルと共にサイトが成長するという仕組みがすごくステキだと思います。

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上は、田上温奈さんというモデルかたのページ。きれいな人だ。。。

■ビジネスモデル

Venture nowによると、収益源は、販売手数料とのこと。
Glocal Stylebook自体は、在庫を持たず、あくまで販売チャネルを用意することに専念するモデルのようです。

在庫を持たないで販売チャネルとしてやっていくモデルは、楽天などの大手販売チャネルにはない独自性を持ち、その独自性があるセグメントのユーザに支持される必要があります。
ファッションデザイナやアパレル企業が作り出すファッションではなく、街に集う若者が作り出すファッションであるストリートファッションに焦点を当て、その作り出す街の若者が直接投稿できる仕組みを作ることでストリートファッションユーザが集まるチャネルとするのが狙いだと思います。

■結論

以前、レビューした「Hunch」や「i.ntere.st」など似た趣向を持つ相手からのリコメンドを表示するサービスがでてきましたが、これもアパレル企業じゃなくて、自分と同じストリートファッションユーザがお勧めするファッションを表示するという点で今の「テイストグラフ」潮流に乗ったサービスなのかもしれません。

ちょっと色々バグも多いですが、今後のサービス展開に期待できるサイトでした。

旅行プランをたてて共有するtrippiece

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自分が行きたいと思うオリジナルの旅行や体験プランを作成・公開し、参加者を募るソーシャルサービスです。

http://trippiece.com/

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■ユーザがたてた旅行プランに参加する

旅行系のソーシャルサービスは前からすごく興味があったので、Venture Nowでtrippieceを見た瞬間飛びつきました。

“趣味嗜好”を軸に旅行や体験プランをシェアする「trippiece」α版

Facebookアカウントでログインできます。

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ログインするとメイン画面に移動します。
ユーザは、既存の旅行プランを見るか、新しい旅行プランをたてるかの2択となります。

アルファ版なのに既におもしろそうな既存の旅行プランがいくつかあって、もし僕に暇があるならば是非行きたい「トマト祭り」。。。すごい写真。

おもしろそうなプランをクリックすると詳細画面にいきまして、プランの内容と、既に参加中のユーザ一覧が表示されます。

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これを踏まえて、自分が「行きたい」「行ったよ!」「参加する」といったボタンを押し、プランに対する意思表示をするわけですな。

■旅行プランを作成し一緒に行く人を募る

旅行プランを自分で計画し、一緒に行く人を募集することもできます。

新規作成画面に行くと、

1. プランのタイトル

2. プランの詳細

3. プランの画像

4. 行き先

5. 値段

6. 予定時期

7. 参加人数上限

8. 参加条件

を入力するようになっていて、順番に入れて、ボチッとすれば、先ほどのプラン一覧画面に出てくる感じです。

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個人的には、もっと詳細に自由に旅行プランを書けるようなユーザインターフェースにして欲しい(プラン詳細はせめてWYSIWYGなエディタで書きたいとか)と思ってしまうのですが、まあパッケージ旅行に慣れた「旅行初心者」的な発想なのかもしれません。

■旅行の体験記

trippieceが提唱している(と思われる)「ソーシャルな旅行」は、今までにはない概念だと思います。

ユーザが考えた旅行プランに知らない人と一緒に参加し味わう経験は、今までのパッケージ旅行にはないものに違いありません。

是非、その経験をサイト上で見せつけることができる「体験記」が見たいです。
β版では、「写真・日記共有機能」が搭載されるそうで楽しみですな。

魅力ある体験記を書けるツールを提供するプラットフォームができれば、体験記が充実し、結果として「ソーシャルな旅行」をしてみたいという人が増え、ビジネス的にも回りだすのではと思いました。

■結論

アルファ版なのでこれからサイトもどんどん充実していくでしょうから、すごく期待しています。

 

 

モノでつながるソーシャルサービス「i.ntere.st」

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i.netere.stは、「モノでつながるソーシャルサービス」と題してサービスを展開しています。

http://i.ntere.st/

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■登録のしやすいユーザインターフェース

i.ntere.stは、ついこないだこのブログで紹介したHunchと同じユーザのテイストグラフを「興味のあるモノ」を登録させることで構築していくサービスだと思います。

なので、Hunchと比較したくなってくるのはしょうがないですね。

さて、認証は、FacebookかTwitterで行います。

登録が終わると、出てくるのがモノの登録画面です。「欲しい」ものか「持っている」ものを計10個登録しなさいとのこと。

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ただやってみると10個はすぐに登録できました。

興味があるか既に持っているモノをボチボチと押していくだけでした。
Hunchの場合、私は7つモノを登録しましたが、コメントが必須で結構時間がかかったので登録のしやすさはi.ntere.stに軍配があがります。

こういう興味あるモノを登録させる系のサービスは、モノを登録する事にそれほど強いモチベーションがないので登録にめんどくささがあったりUIがいけてなかったりするとモノの登録自体が伸びず負けてしまいそうです。
なのでそういう意味ではコメントをオプションにして登録されるモノの総数を増やすという選択肢はありなのでしょう。

■コメントなしのリコメンド

しかし、このコメントを任意として登録させる方法は、逆にコメントが蓄積しづらいという副作用にもなります。

実際、i.ntere.stでは、モノに対するコメントがほとんど見つけられません(僕が探した限り1つも見つけられない)。

このサービスでは、コメント/評価がないリコメンドはかなり厳しいのではないかと思います。

このサービスの目的は、「ユーザが興味のあるものを共有することで自分の知らない興味関心に気づく事ができる」という点にあるので、表示されるリコメンドにユーザがそれなりの確度で興味を持たないとユーザのサービスに対する満足感を得られないでしょう。

Hunchとは違い「大規模な統計的データを元にあなたの興味を当ててみせます!」的なふれこみはないので想像ですが、統計的に十分と言えるデータをバックグラウンドに持ちリコメンドを表示してるわけでもないと思います。
であれば、ユーザに表示されるリコメンドが突き刺さる可能性を高めるのは既に持っている人の評価コメントではないでしょうか?

■コーナー

i.ntere.stには「コーナー」と呼ばれる自分の興味ある製品や持ってる製品をカテゴリ化して整理する機能があります。

例えば「過去に読んだ本」をひとまとめにカテゴリ化しておくといったことができ、さらにそれを他の人と共有することもできます。

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さらには、他の人が作ったコーナーが「おもしろいカテゴライズの仕方だ!」と思った場合は、そのコーナーを自分のモノたちに適用することもできます。

このコーナーという概念はHunchにはないおもしろい機能だと思いました。

■結論

モノでつながる系のサービスは、最近色々出てきており、Googleさんのキーワード検索では出会えなかった自分の興味を認識できるという需要は大きいんだと実感します。

i.ntere.stは、ユーザインターフェースが使いやすく、日本に特化してるころから出てくるリコメンドもわりと共感できるものが多いので、これからユーザ数とバックグラウンドのデータ数が増えるとすごく使える「興味探しツール」となるのかもしれません。

 

2011年8月8日月曜日

知らない人とお食事会「GRUB WITH US」

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GRUB WITH USは、サイト上で知らない人と共同で食事の予約をすることで安く食事できると同時に、友達も作っちゃえるサービスです。

http://www.grubwithus.com/

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■知らない人と気軽に出会える

出会い系サイトというと、限りなくうさんくさいサイトになってしまいますが、サイトが趣向するのは、まさに知らない人と気軽に出会えることのようです。

もちろんグルーポン的な共同購入してディスカウントという利点もありますがこれは2次的なものですな。

 

■認証は、独自認証とFacebookとTwitter

ログインアカウントは、メールアドレスで認証する方法とFacebook, Twitterと連動するものがあります。

■お店を予約する

自分の住んでいる都市を選ぶと予約できるお店の一覧が出ます。選べる店は決まっていて、既に予約済みの人がどういう人なのかも一緒に表示されています。
誰も予約がないところに最初に予約すると5$の割引クーポンがつくとのことです。

それぞれのお食事会には、カテゴリが決められていて、「Dating」であったり「Singles」であったり(まさに出会い系)「Technology」「Startup」だったり(行きたいね!)集まる人がある程度共通の目的で集まれるようになっています。

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行こうと思ったら、GRUB THIS!とクリックします。確認画面を経てお金を払う画面に行きます。

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お金の支払い方法は、クレジットカードのみのようです。
ここから先は試せませんでしたが、どうやら支払いを済ますとお食事券(meal ticket)というものが表示され、
プリントアウトしてお店に持っていくという流れのようです。

規定時間内に5人以上の人が集まらなかったら、このお食事会は自動的にキャンセルされてお金が戻ってきます。

■フォローする

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自分の興味があるカテゴリをフォローすることもできます。フォローすると、次の食事会が開催されるとき、お知らせが来るようです。

■ビジネスモデル

このサイトのビジネスモデルは、飲食店と契約して、バルクで予約することでディスカウントしてもらい、利ざやを取るのというものかなと思います。

New Yorkで週に1回強、CHICAGOで1ヶ月に2,3回程度お食事会は実施されているようです。
まだ始まったばかりのサービスなのでしょうかね。

今は全然payしてないのでしょうが、これからに期待ってとこなんでしょう。

■日本で展開するとしたら。。。

アメリカは、日本よりオープンなお国柄、いきなり知らない人がぶわっと集まって飲みましょう的な感じでも需要があるのかと思いますが、日本だと難しいのではないかなと思います。
とはいえ、新しい出会いが欲しい(別に恋愛じゃなくても、人脈とかそういうビジネスライクのでも)というニーズは絶対あって、あとはどれだけ信用度をあげられるかだと思います。

信用度をあげるために、せっかくのFacebook認証があるのですから、もっと積極的に使うのはどうでしょうかね。
例えば、一緒に予約した人たちは、自分とのソーシャルグラフの繋がりがどうなってるのかというのが表示されれば、「あ、この人は彼の友達の友達か」とかいう感じでちょっとは親近感がわくのではと思ったりします。

また、このサービスの対象ユーザは、結構広くて、恋愛したい人からビジネスライクな繋がりを求める人、単純に新しい食べ物に挑戦したい人、趣味の友達を見つけたい人と色々なのですが、恋愛のみにフォーカスして婚活サービスを提供する形で展開してもいいんじゃないかと思ったり。まあ妄想はふくらむばかりです。

■結論

日本で展開されたら、僕なら「Startup」とか「テクノロジ」関連のお食事会とか、おもしろそうなら予約しちゃうと思います。
また、全く見知らぬ人じゃなくて、ある程度ゆるい繋がりがある人同士をリアルな場所で繋ぐサービスになってくれればもっと人気が出るんじゃないかと思いました。

 

 

あなたが興味ありそうなものをオススメしてくれる「Hunch」

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自分の登録した興味のあるもののリストを元にオススメのものを提案してくれるサイトです。

http://hunch.com/

スクリーンショット 2011 08 08 16 35 40

■テイストグラフの有名サイト

テイストグラフとは、ここにあるように

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%A4%A5%B9%A5%C8%A5%B0%A5%E9%A5%D5

同じ趣向や嗜好を持った人々同士の関係性で繋がる仕組みのことをいいます。

で、Google様に「taste graph」  で聞いたところ一番始めに出てくるのがこのサイトです。

何をしてくれるかというと、自分が興味を持っているモノを登録していくと、Hunchがその傾向を読み取り、「きっとあなたはこういうものも好きでしょう?!」的にオススメしてくれるというサービス。

■FacebookとTwitterで認証

ソーシャル系のサービスは自分でユーザの繋がりを1から構築するのでなく、既にあるFacebookとかTwitterの繋がりを利用してサービス展開するのがほとんどです。
Hunchも例に漏れず、FacebookかTwitterのユーザを持ってる必要があり、そのアカウントでログインします。

■興味のあるモノの登録

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キーワードを検索し、商品を見つけたらリコメンデーションコメントをつけて、登録。
基本、コメントはみな英語ですが、日本語も使えました。

■ Hunchからの質問に答える

「teach hunch about you」というボタンを押すと、Hunchからの質問が出てきます。なんだかよくわからない色々な質問をされます。
ただ、これらの質問で本当に自分の興味が当てられたらすげえなあと思いながらぽちぽちこたえました。

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■フォロワーの登録

自分と趣向が似ていると思った人をフォローすることができます。
これもリコメンデーションの結果に影響するようです。

■残念な結果

僕だけかもしれませんが、正直サービスの恩恵がいまいちわからないでいます。

最初の何も登録してない状態でのリコメンデーション

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7つ興味ある製品をつけ、5人のフォロワーを登録、41の質問に答えた結果。

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んー3位だけ変化しましたか。。。でもね、ぶっちゃけなんなんだって感じでして。
僕がKILL SCREENよりGoWarのほうに興味があるだろう?って言われてるんですけど、
んーどっちも興味ないですってのが正解で。。。

確かに膨大な興味のあるモノを登録したらひょっとしたら、自分のセンスにぴったりの色々なものがレコメンデーションにあがってくるのかもしれません。

でも、そんなたくさん登録するモチベーションがあまりないのです。

一番の問題は、カテゴリが多すぎることかと思います。music, video games, books, art&design, home&garden, tech, movie&tv, men's fasion, eat&drink, women's fasionと10ものカテゴリを用意してますが、
いくら統計的計算をするための膨大なデータがあるとはいえ、興味のある音楽のデータを元に食べ物の興味を当てるとか無理なんじゃないかと。。。

これが例えばファッションだけのリコメンデーションサイトだとしたら、きっともっと納得感のある結果が少ないデータから出せるのではないでしょうか? 
特に、ファッション系は、人のセンス/好みに強く依存するので、「こういう服が好きな人はこっちの服も気に入る」という好みの連動確率が高い気がします。

ファッションサイトで服を探すときにあまりにもモノが多すぎて、だんだんどれも同じに見えてきたりすることがあります。
とはいえ、品数が少ないサイトで買いたいかと言えばそんなことはないですね。
多くの品揃え持っていながら、「あなたにはこんなのがオススメですよ」ってリコメンデーションされる仕組みはすごくいいと思うのですが
(ただ、それがユーザの心に響かなければ、適当なものをすすめてくる適当な広告にしかなりませんけどね。。。)

■ビジネスの展開

去年の記事なのですが、今はここで登録されたテイストグラフのデータを元に

http://jp.techcrunch.com/archives/20100915hunch-taste-graph-business-model-api/

他のショッピングサイトにデータを提供し、Huch経由で購入された製品の利益をHunchとショッピングサイトで折半するビジネスをしてるようです。

今もうまくいってるんですかね。

■結論

個人的に、正直いまいち感があって、なじめないサービスでした。

が、ひょっとしたら使い方を勘違いしてたりするのかもしれません。あとは海外サービスなので日本人の興味データはなくて、あんな結果になってしまったのかも。。。

ただ、サービスのアイデアはすごく参考になり、おもしろいですな。

行ったお店を他の人と共有するサイト「Retty」

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自分の興味があるサイトを勉強がてら紹介していきたいと思います。

「Retty」は行ったお店を他の人と共有するサイトです。

http://retty.me/

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■自分と同じ趣向を持つ人のグルメから探せる

自分の行ったお店を記録し、整理したい人は結構いると思います。
僕もよく「あの恵比寿にあったお店うまかったな〜なんだっけ?」とか思うこともありますが、結局探しあてることができないとかいうことがありました。

また、他の人とお店の記録を共有することができ、親しい友人や趣味/趣向の会う人の過去に行ったお店の評価を知る事ができます。
誰かわからない人のオススメより、友達がうまかったといってるところのほうが行く気になりますね。
この点が大手「食べログ」や「ぐるなび」とは違うところでしょう。

あくまで自分と関係のある人や同じような趣味を持つ人の好きなグルメは何だ?という視点で探すグルメサイトであることがポイントだと思います。

■ 簡単につぶやけるという良さ

投稿は、twitter的なつぶやきを書くことになります。

まず、最近どこ行った?がユーザメインページにあるので、行ったお店を検索。お店を選ぶと4段階評価の顔マークと、コメント書く欄が出てきます。
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このtwitter的なつぶやきインターフェースも「食べログ」「ぐるなび」とは一線を画すところに思います。
例えば食べログは、非常に丁寧で質の高いレビューコメントが一部のユーザにより投稿され、これがある意味食べログの強みといってよいでしょう。
ユーザも、この質の高いレビューコメントを見るために食べログを検索するのです。
一方でこの風土は、ユーザがレビューを気軽に書き込みづらいという難点もあります。「ここはうまい!」という一言だけ書いておしまいという評価は、食べログではあまり存在価値がないものです。
Rettyはこれと異なり、たった一言二言の気軽なレビューをする風土に見えます。
これは、お店の詳細な情報を求めるニーズには合致しませんが、たった一言二言のレビューでも「自分と同じ趣味の人が勧めている」という点が重要なので十分存在価値があるのでしょう。

■ Phasebookとの連動効果

上記の画面で「Phasebookに投稿」をチェックするとこれがPhasebookのウォールにも投稿されます。

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このPhasebookとの連動は、同じソーシャル系のサービスでもやってるとことやってないとこがありますが、
かなり広告効果はでかいと思います。
実際、何人かの友達がこれでRettyを知って使い始めましたから。

■シンプルなお店整理

登録したお店は、自動的にエリア別に分けられ表示されます。

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シンプルですけど、わかりやすくて僕は好きです。
でも登録が増えていったら、ここは「飲み屋だけで探す」とか色々検索できたほうが便利なんだろな。

■あ、俺もここ行きたい!今度ここで飲もうよ!的な

Rettyには「行ったお店」だけじゃなくて「行きたいお店」を登録する機能もあります。
他の人が行ったお店を見ていいなーと思ったら画面右下の「行きたい」ボタンを押せば 自分の行きたいお店リストに登録されます。

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機能自体は、自分が行きたいお店を登録するだけのものですが、この機能から「お、お前も行きたいの?んじゃ、今度ここで飲もうよ」といった新たな飲み会やイベントのきっかけになるとおもしろいなと思います。
例えば、行きたい人が5人以上集まったら「5人で予約したら10%オフ」的なクーポンが表示されて行く事を促すとか。
いずれにせよ、単なるグルメ情報サイト以上のことができそうな気がして楽しそうですねえ。

■エンジニア的な観点からの気になること

Rettyですが、AmazonのEC2上で動いているようです。EC2って日本に拠点があったんですね。
レスポンスも早いし、コストパフォーマンスはホスティングに比べ若干落ちるとは思いますがユーザ増加に合わせてサーバを増強できるということもあるし、 立ち上げたばかりのサービスには特に良いプラットフォームなのかな思いました。

あとすごくどうでもいいですが、Rettyに既存で登録されていないお店を新規で登録するときGoogleで探すボタンが新しい画面で開かない(既存画面の画面遷移になる)のはちょっと不便かな...。

■結論

グルメサイトは巨大サイトがいくつもありますが、それらがうまく提供できていないニーズを捉えたサービスだと思います。
単純に今後も使いたいと思えるサービスでした。