2011年12月8日木曜日

「自閉症の子を持つ親のSNS」myautismteam

このエントリーをはてなブックマークに追加

スクリーンショット 2011 12 08 14 58 19

■どういった問題を解決しようとしているのか

Facebookを始めとするソーシャルネットワークサービスの魅力は、普段リアルの生活の中では繋がっていない人たちと毎日必要なときだけコミュニケーションを取り合い繋がっている気持ちを与えてくれることにある。

しかし健常者以上に人との繋がりを切望するのは、深刻な病気を持つ人や深刻な病気を持つ子の親である。彼らにとってコミュニティーは自分の命に関わる情報を得ることができるだけなく、お互いの精神の支えになれる繋がりを得られる場所となる。

これらのコミュニティーで重要なのは、繋がっている人がどれだけ同じ境遇もしくは、自分の病気について良く知っている人だけで成り立っているかということである。Facebookなど色々な人が存在するメディアより、ある特定の病気について関係のある人が目的を持ってあつまるコミュニティのほうがより密度の濃いい情報を得られると考えられる。

本サービスが対象とする自閉症患者は、日本で約120万人いるとされる。

■どのようなサービスなのか

MyAutismTeamは、自閉症の子を持つ親のソーシャルネットワークコミュニティである。

ユーザは、同じ自閉症の子を持つ親や医師、専門家といった人たちと繋がることで情報を交換できる。基本ウォールにその日の様子や起きた事を書くことから始まり、Q&Aを探したり地元の自閉症専門家のオススメ情報を探したりすることもできる。

■現在の状況

2011年夏にサービスを立ち上げ、会員数は現在12500人に成長。本サービスを提供するmyHealthTeamは、他にMyBreastCancerTeamという乳がん患者のためのSNSサイトも構築中。

■参考

http://www.myautismteam.com

http://jp.techcrunch.com/archives/20111206myhealthteams-launches-social-network-for-parents-of-children-with-autism/

 

0 件のコメント:

コメントを投稿